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くらもちふさこってすごいなぁ( ´Д`)=3

というような、何を今さらなことを改めて感じる。

『天然コケッコー』、新学期が始まるというのに今もバレンタインデーからホワイトデーにかけての気になる男の子の言動についてあれこれ思い悩み続けている主人公の様子を描いたページなのだけれど、うーん、もう参りましたとしか云いようがない。

ページ全体としてはいくらか不安定と見えもするコマ割りは揺れ動く主人公気分と、思い切った省略を含む描画も心ここにあらずの状態と、それぞれみごとに重なって見える。画面左下の柄のないハンカチに重なるセリフも、ホワイトデーに男の子が女の子たちに送ったと思しい柄不明のハンカチのことをしつこくない形で読者に改めて思い出させる*1。滅多にお目にかかれないにもかかわらず、これこそ、あぁ、マンガらしいマンガの絵だなぁって思わずにはいられない。

と、そういうアレコレの説明が出来ちゃうんだけれど、解読的な読み以前にまずパッと目にしてたちどころにうっとり出来ちゃう画面が、ページをめくった瞬間に現れるという仕合わせ、たまりませんなぁ。


こんな仕合わせに不意撃ちされて全然その他の作業が進まなくなっちゃうから、蔵書の整理なんかするもんぢゃありまっせん\(^o^)/


天然コケッコー 全9巻セット (集英社文庫―コミック版)
くらもち ふさこ
集英社
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文庫判でもいいけれど、古本でも少しサイズの大きいヤツで読んでみたいところかなぁ。


  • 注1 思い起こさせることもさることながら、セリフとハンカチが徐々に重なってゆくという絵と言葉の運動も素晴らしいぢゃないか! 最初っからマンガ的な思考によって作品が生み出されているのだなとしか云いようがない。