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最終更新日時 : 2015-12-08 17:16:51  

足立区の YouTube チャンネル はてなブックマーク - cityadachi - YouTubeから。


この「地口行灯」というの、浅草が散歩コースだった時分に伝法院通りなんかで見かけたヤツぢゃないかと今にして知るというテイタラク。あぁ「笑う門には河豚来る」は、浅草でも見かけたよなぁ。ググッて見ると、どうも結構有名なんだな(cf. 伝法院通り 地口行灯[ググる!])。こういうこと、東京にいるうちに知っていれば……というようなことを考えもするけれど、そこいらへんは、実際にはさしたる興味を覚えていなかった者が何を今さらというところか。しかし、それなりの歴史を負ったモノだったと知っていれば、また違った接し方があり得たような気もする。いやいや、いずれにしても後の祭りですね。


足立区の YouTube チャンネル はてなブックマーク - cityadachi - YouTube、相変わらず愉しみにちょこちょこ見ているのだけれど*1、たとえば昨日公開のこのヴィデオ、終わり近くに登場する「デザインアイディア合戦」みたいにもう終わっちゃったイヴェントの類が出て来るのがアレだなぁ。ひょっとすると地元のケーブルテレビか何かでの放映が終わってからネットで公開するということのなのかもしれなけれど、しかし、8月に募集が終わったイヴェントの紹介が年末に登場するというのは、はてさて。視聴数がそれほど伸びていないから力も入らないというところなのかなぁ。足立区はいろんな公募モノのコンクール類もあって、そこで何かの受賞を契機に世の中に出るヒトもいる。そういうの、広く知られたほうがいい。足立区の何々出身のアーチストさんってなヒトの活躍が増えて来れば、区にとっても広報的価値を超えて有意義だろうに。もったいないと思うんだがなぁ。うーん。

この手の遅延、足立区に限らず地方自治体の YouTube チャンネルではときどき見かける。住んでいない人間がどうこう云ってもしょうがないんだろうけれど。うーん、うーん。


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Kindle版もある。というか、紙のほう、もう新本がないのだな。新書ばかりでなく、学術文庫でもそういう扱いになりつつあるのか。うーん。


  • 注1 散歩ネタや歴史文化をめぐるアレコレもそうなのだけれど、今や『あさが来た』で一躍有名になっちゃった波瑠も、僕は足立区のYouTubeチャンネルで初めて知った。現在はそのヴィデオ、ちょー残念なことに削除されていて見られないのだけれど。


最終更新日時 : 2017-09-13 15:38:59  

なるほど、これが元になっていたのね、

大横川親水公園 本所七不思議足洗い屋敷のレリーフ

大横川親水公園 本所七不思議足洗い屋敷のレリーフ

このレリーフ。無理矢理横長にするから構図その他が妙な具合になっていたんだな。なるへそ。


というわけで、「本日の備忘録/足洗い屋敷、天井からぶらさがる足」hatebuに賜ったborujiaya先生からのコメント*1で、「足洗邸」(Wikipedia)を知った。先のエントリで引いた紹介よりいくらか詳しい話が出ている。

江戸時代の本所三笠町(現・墨田区亀沢)に所在した味野岌之助きゅうのすけという旗本の上屋敷でのこと。屋敷では毎晩、天井裏からもの凄い音がした挙げ句、「足を洗え」という声が響き、同時に天井をバリバリと突き破って剛毛に覆われた巨大な足が降りてくる。家人が言われたとおりに洗ってやると天井裏に消えていくが、それは毎晩繰り返され、洗わないでいると足の主は怒って家中の天井を踏み抜いて暴れる。あまりの怪奇現象にたまりかねた味野が同僚の旗本にことを話すと、同僚は大変興味を持ち、上意の許を得て上屋敷を交換した。ところが同僚が移り住んだところ、足は二度と現れなかったという。

「足洗邸」(Wikipedia)hatebu*2

なんだ、天井をぶち破っていたのか\(^o^)/。そうなると「怪奇現象にたまりかねた」というより修理代にたまりかねちゃうよな*3*4。足自らが「洗え」と命令していたというのも、怪異からの命令なら従わないわけにもいかないかというもの。お女中への特別手当とか必要になりそうだしぃ。まぁこれはとにかく災難ですな。


改めて「足洗邸」でググるといろいろネットに上がっているのね。「洗足」、「千束」という地名もこのへんの話に関係があるとか、全国的に似た話はあるらしいとか*5、柳田国男の言及とか、七不思議ひっくるめて落語、映画になってるとか*6……。こうなってくると亀戸にいた時分にもちっと七不思議関連で歩きまわっておけば良かったなぁと思えるような散歩案内もあったり*7

なんてなのも出て来た。この社長さん、どこかで見たよなぁと思ったら、ヴィデオにも出て来るけれど、錦糸町河内音頭なんかで挨拶なさってらした方ぢゃないかぁ*8


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すみだ郷土文化資料館による。本所七不思議についてまとまった説明としては一番入手しやすいものになるかしら……と思ったら、もう新本がないのか。あらま。

一番気になるのは、「本所七不思議」ってただの口承ぢゃないよねぇ? というとこいらへん。文献的には何をオリジナル(に近いもの)と見ればいいのかしら。江戸期とかのでなんかあるんでしょ? たぶん。そのへん、書いてあるかしら、これ。ないかな、そういう話。

七不思議の一つ「置いてけ堀」の所在については墨田区では錦糸堀とされるのに、江東区ではオイテケ堀跡(亀戸一丁目)を区の史跡に指定していたりして、ご近所のあれこれとのごちゃごちゃも気になるところだし。


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柳田への言及のあるページでも、柳田のどの著作なのかに触れたものがない。山の神云々あたりから見当をテケトーに絞ると「山島民譚集」あたりか、とググってみると「足洗」あり。しかし、こいつも火事で焼いちゃったからなぁ。それにしても、どのウェブページも柳田、山の神、ダイダラボッチへ言及しつつも、その出処に触れていないというのはどういうことか。ほとんどのページが誰かのオリジナルを引き写しているんぢゃないかとの疑いは人間にありヘビイチゴでございますな。

筑摩もなぁ、せっかくの文庫全集、根性出して出し続けてくれればいいのにぃ。あ、西脇順三郎全集でも文庫判で出してくれれば、他を絶版にしても許しますがぁ。


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これはリメイク版のほう。足洗邸の話がどれくらい反映しているかは見ていないのでわかんないm(_ _)m。なんだかいつの間にかマケプレ価格が高騰している。うーん。


地元のメーカーさんによる汚れた足をあしらった^^;ぐい呑み。本所七不思議シリーズ、他の話のももちろん出ている。


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「日本が恐れる、イギリスの伝説的なコメディ番組とは・・・!? 【海外の反応】」(海外の反応プリーズ)hatebuに《ホレス・ウォルポールの「オトラント城奇譚」(1764年の、世界初のゴシック小説)にも、(足洗邸と)似た様なのが出て来るね》との記述あり。お恥ずかしいことに読んでないんだよなぁ、これも。

上のはKindle版。「オトラント」は平井呈一訳みたい。紙のほうはマケプレもののみ。


  • 注1 現在未復旧。
  • 注2 脚註省略、固有名詞へのルビを加えた。ルビについては、以前閲覧した際についていたものに従ったが、「おいのすけ」「たかのすけ」である可能性もありそう。
  • 注3「墨田区今昔物語 伝記」によれば《足が消えると、壊れていた天井も元どおりになるのです》とある。怪異としてはそういうものだろうなとは思う。ただし、今まで見た範囲ではこの指摘があるのはここだけみたい。
  • 注4【復旧時註】前脚註に引用した「墨田区今昔物語」は現在所在不明。もともとどこかのウェブページだったはずなのだけれど。うーん。
  • 注5 でも例を挙げているページは見当たらない。
  • 注6 落語は志ん生、映画は寿々喜多呂九平、リメイクが加戸野五郎。
  • 注7 それとは別だけれど、東武鉄道が出している 「東京スカイツリー&下町散策マップ」(PDFファイル)は、ずいぶん簡略だけれど東京スカイツリー界隈初心者さんには、かえって重宝するんぢゃないかしら。簡潔とはいえ七不思議関連もちゃんと掲載されてる。プリントアウトして、ご自身の調べものなど書き込みつつご利用なさるとよさげ。現在所在不明。
  • 注8 e.g. 「【写真で綴る】すみだ錦糸町河内音頭ミニ盆踊り」(イヤコラセ東京ブログ)hatebu。これ、今年のは自分で出かけて見たわけではないけれど。


最終更新日時 : 2017-08-13 12:03:24  
大横川親水公園 本所七不思議足洗い屋敷のレリーフ
大横川親水公園 本所七不思議足洗い屋敷のレリーフ、解説

大横川親水公園。「本所七不思議、足洗い屋敷」のレリーフとその解説。

本所三笠町に住む旗本屋敷に、夜ごと家鳴りがし、天井からひどくよごれた大足がニョッキリ出る。足を洗ってやるとおとなしく引込める。たまりかねた主人は同僚と屋敷を交換したところ、足は現れなくなったという。

足洗い屋敷

なんだかわけのわからない話である。天井から足が現れるとなると、天井には大きな穴が開いてしまいそうだが、それでは雨が降れば大いに困る。冬など寒くてたまったものではない。天井から生えたような具合だったんだろうか。洗ってやると引っ込むことに気づくまでは、昼になっても足は生えたままだったのだろうか。「主人」の「同僚」、ちゃんと事情を知らされた上での交換だったんだろうか。もしそうなら、ずいぶん胆の据わった御仁だったということになるが……。

というようなことはさしあたりどうでもよくて、実は「本日の埋草/ねじれ電柱」hatebuを書きながら、何かもちっとエントリを飾るにふさわしいネタはないものかとググりながら、田中貢太郎「魔の電柱」(青空文庫)hatebuに行き当たったのだけれど、これはすでに使ったネタだよなぁ、何となく好きな記述であるのだけれど……、っと何とはなしに「田中貢太郎日本怪談事典」シリーズの他を読み始めたところ、田中貢太郎「天井からぶらさがる足」(青空文庫)hatebuに出喰わして、「足洗い屋敷」のことを思い出したのだ。短いものだから、以下に全文を引いてみる。

小説家の山中峯太郎君が、広島市の幟町のぼりまちにいたころのことであった。それは山中君がまだ九つの時で、某夜あるよ近くの女学校が焼けだしたので、家人は裏の畑へ往ってそれを見ていた。その時山中君は、ただ一人台所へ往って立っていたが、何かしら悪寒を感じて眼をあげた。と、すぐ頭の上の天井から不意に大きな足がぶらさがった。それはたしかに人間の足で、婢室じょちゅうべやの灯をうけて肉の色も毛の生えているのもはっきりと見えていたが、その指が大人の腕ぐらいあった。山中君は怖いと云うよりもただ呆気あっけにとられてそれを見つめていた。と、二三分も経ったかと思う比、その足がけむりのようにだんだんと消えてしまった。

田中貢太郎「天井からぶらさがる足」(青空文庫)hatebu、全文

「足洗い屋敷」と話の基本的な作りがそっくりではないか。

山中峯太郎[ググる!]というヒトはよく知らないのだけれど、僕らの世代だと子ども時代にお世話になったというヒトもそう珍しくはないだろう。いろいろ面白過ぎる人生を送ったヒトだから、本所七不思議の類を知っていて貢太郎をカツイだ可能性、なきにしもあらずな気もする。しかし一方で、天井から足が現れるというのは、僕は上の二例以外知らないけれど、ひょっとすると日本の昔話の類を漁ると実は結構ある話のパタンなのかもしれないという気もする。広島の民話にあったのを山中が利用したようなことがあったか、そういう民話が山中の意識の底にあったために、天井から足が生えてくるようなヴィジョンを見てしまったということもあるかもしれない。そこいらへん、どんなもんなんだろう? 海外には、類例、ないものかしら?


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最終更新日時 : 2017-05-20 22:56:05  
通天閣から程遠からぬイタ飯屋の提灯、2014年1月

通天閣本通近くのイタメシ屋さんの提灯。

いやしかし「ぶ」って何ですか、「ぶ」って。

そういえば、向島にも

向島、2010年9月

なんてなのがあったっけか*1。あれもよくわからないな。


参考文献、みたいな

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云われてみれば……。


  • 注1 実は今は修繕されて本当の名前が読めるようになっているのだけれど、それはそれでケッタイな名前だったりする。いくつかの理由から、沖縄/琉球の言葉だろうと想像しているのだけれど、そのへんはまたいずれ。

最終更新日時 : 2016-11-29 14:39:32  
20140102073724
20140102080136

鶴見橋界隈。

パッと視野に入ってきたときは、絵解き文字の類かと思ったのだけれど、そうぢゃないよなぁ。歯医者さんが古参のアップル製品ユーザだからなのだ、なぁんてのことも看板の古さからしてなさそうだし。

これはやはり往時のデンターライオンにあやかったデザインということになるんぢゃないか。

初代デンターライオン、1964年の発売開始「リンゴを齧ると歯グキから血が出ませんか?」というTV-CM、「ウルトラQ」のガラダマ大木先生こと故福田豊土とよとの語るキャッチフレーズを記憶に留めているヒトも結構いらっしゃるんぢゃないだろうか。

ヴィデオは初代のものではないのだけれど、コンセプトは初代と同じ。

歯グキが歯科の領分なのか咽喉科の領分なのか、歯磨きでどうにかしようというのだから、やっぱり歯科の領分ということなんだろう。

とにかく「リンゴを齧ると……」は一世を風靡したキャッチコピーなのだから、これに便乗してみようというアイディアが出て来るのもありそうな話ぢゃないか。

今ではそういうコピーを耳目にすることがない。「リンゴを齧る」というコピー、これはどうしたって渡辺淳一的な意味ではないほうでの失楽園を連想させるもの、キリスト教関係からクレームがつきでもしたのだろうか。ライオンのデンター関連製品のあれこれもずいぶんややこしい具合になって*1、CMは一体どうなっているのかと思ったら、

おやまぁ、忽那汐里さまではございませんかぁ。

しかし、「リンゴを齧ると……」は影も形もないのですね。


参考文献、みたいな



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『失楽園』下巻もお忘れなく。しかし、『失楽園』、青空文庫に入ってなかったとは、今の今まで知らなんだ。改めて訳すとなるとめちゃくちゃ骨って感じだもんなぁ。うーん。


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