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最終更新日時 : 2017-01-28 22:59:50  

サイレント、モノクロ、48分30秒。撮影は1945年、9月から10月にかけて、原爆投下の効果を調べるため米軍によって行われた。途中画面の乱れなど見づらいところもあるけれど、通して見る価値はあると思う。

被爆者の姿は登場しない。それぞれの場面がそれぞれどういう場所のものなのか、調査する者にとってどういう意味を持っているのかはほとんどわからない。けれど、破壊し尽くされた街の光景を眺めるだけで胸に迫るものがある。核爆発の熱、熱風、熱風に吹き飛ばされる建築物の破片……惨禍のその瞬間を想像すれば、声を挙げる暇もなかったであろうヒトビトの阿鼻叫喚が頭の中で響くかのようだ。

ご覧になるがよろしい。


US National Archives の YouTubeチャンネルhatebu、日本人には退屈な映像も多いのだけれど、ときおり今回のようなものが公開されるのでなかなか侮れない。今朝は、冒頭の広島長崎原爆投下後調査ヴィデオの他に、1951年米軍制作、終戦後間もなくアメリカに嫁いだ日本人妻を扱ったドラマ「Japanese Bride in America」hatebuが公開されている。米軍がなぜこういう作品を制作したのか考えてみると、終戦後多かったのだろうこういうカップルのその後を何となく考え込んだりする。

日本と直接関係するものではないが、同じく今朝公開、マリナー4号を扱った1965年制作「Eight Months to Mars」hatebuもおもしろかった。そういえば、ガキンチョの時分、火星では砂糖が雪のように降るという話、雑誌か何かで読んだことがあったっけか。これを見なければ、そんなことは一生思い出すこともなかったろうなぁ。う~ん。

subscribeするなり時折覗いてご覧になるなりして損のないYouTubeチャンネルになっていると思う。お薦め。


参考文献、みたいな


NHKスペシャル 原爆投下 活かされなかった極秘情報 [DVD]
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最終更新日時 : 2015-11-27 23:47:56  

『晩春』、『麦秋』と来れば、次は『東京物語』というのが順序というものなのだけれど、おそらくそちらはテレビで放映されたりDVDに売り攻勢がかかったりで、YouTubeの画質のものをここで取り上げる意味がほとんどないということになるだろう。「与太」的には、原 節子モノなら丁半博打で登場する『ふんどし医者』あたりを取り上げたいところだけれど、YouTubeその他に全篇はあがっていない*1。というところで、知名度の割に振り返られることの少ないらしいこれを取り上げてみる。

途中からそれなりに入り組んで来る話の割に見通しのいいあらすじ紹介がないのだけれど、作品の一通りについては、「河内山宗俊 (映画)」(Wikipedia) はてなブックマーク - 河内山宗俊 (映画) - Wikipedia「河内山宗俊」(日活100周年邦画クラシックス) はてなブックマーク - 河内山宗俊 | 日活100周年邦画クラシックスなど参照されたし。とにかく、デビュー翌年の若い原 節子、戦後の作品で見慣れた身には声さえ可憐で驚いちゃうんぢゃないだろうか。


成瀬巳喜男『山の音』も取り上げるべき作品かと思うのだけれど、残念なことに公開された1954年は、著作権法の「改正」により前年公開の『東京物語』とは打ってかわって今も著作権保護期間内にある。ネットでだれもが安心して見られるまで、まだ9年ばかりが必要だということだ。DVDも単品では新品が滅多なくて中古価格が上昇しているらしいから、お買い求めになるとすると、『成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS 2』(東宝)、いずれにしてもお値の張るボックスものということになるのかなぁ。というわけで、お若いヒトにはなかなか見られないものになっているみたい。数少ない、とくに地方によってはほぼ絶滅状態の名画座さんか衛星放送の放映かに期待するしかないというところなのか。うーん、映画好きのヒトは大変ですなぁ。


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最終更新日時 : 2015-10-15 00:10:57  

「『還って来た男』(1944)ーー固有名か確定記述か」(borujiaya) はてなブックマーク - 『還って来た男』(1944)ーー固有名か確定記述か | borujiayaで取り上げられていたというわけで、まぁ。これ、好きな映画なんだなぁ。こうなっていると自分で紹介を書く必要がないので手間が省ける。ネタバレ嫌いのヒトは、見てから読まれるべし。ネタバレして魅力が減ずるというタイプの作品ではないと思うのだけれど、為念。

44年という時代はどうなっているのかというようなことを考え始めると、アレコレあるかもしれないけれど、それはさておき見て聴いて愉しい映画になっている。見るべし、聴くべし。


花に嵐の映画もあるぞ
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最終更新日時 : 2015-10-25 15:26:30  

「Artist smashes $1 million Ai Weiwei vase」(The Telegraph、YouTube) はてなブックマーク - Artist smashes $1 million Ai Weiwei vase - YouTubeを見た連想で(^_^;)*1

映画本編はすでに著作権保護期間を過ぎているので問題ないと思うんだけれど、本編が始まるまでのちょこちょこしたあれこれはどうなるんだか、たぶん大丈夫だと思うんだけれど、ひょっとするとちょいとわからない。 決して完璧良好というわけではないけれど、学生時代、島津保次郎『家族会議』*2と合わせて見たときのより、画質も音質もよほどいい。

山中については、「山中貞雄」(Wikipedia) はてなブックマーク - 山中貞雄 - Wikipediaをどうぞ。本作については 「丹下左膳余話 百萬両の壺」(Wikipedia) はてなブックマーク - 丹下左膳余話 百萬両の壺 - Wikipediaを。

その他あれこれは各自ググってアレコレしてくださいましな(山中貞雄 丹下左膳餘話 百萬兩の壺[ググる!])。

お若い方には、ひょっとするとテンポがところどころ淀んで間延びしたように感じられるかもしれないけれど、充分愉しめる映画になってると思うなぁ。無欲なラストもええですなぁ。


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にっかつからのヤツ。

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著作権保護期間切れ廉価盤。


  • 注1 元エントリでは FNN の YouTube チャンネルに上がっていたヴィデオを紹介していたのだけれど、すでに削除されていたので、こちらに差し替えた。100万ドルってことで連想が飛んだというわけでございますm(_ _)m。2015/10/25記。
  • 注2 以前はYouTubeでも公開されていたのだけれど、今回復旧に際して改めて確認してみたらば、あらま、見当たらない。著作権保護期間はどう転んだってとうの昔に切れているのだけれど。うーん、無念であるぞぃ。

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