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最終更新日時 : 2016-11-18 14:37:41  

他人様ひとさまtweetでございますが、我がTL上で大変なヒット中ということで、twitterなんぞといった俗なものには触れておらんというノーブルなネット民のみなさまにもおすそ分け。


酒呑童子の首を帝に差し出す頼光の表情もさることながら、添えられた言葉の絶妙なうまさがヒットの原因なんだろうなぁ。同じ絵を眺めていても、こういう提示の仕方がひらめくヒトなんて滅多いらっしゃるものぢゃない。

師宣の大江山酒呑童子シリーズみたいなのは、全部で18種類あって彩色の異なるものもある。Google Images Searchでググってみると、tweet中の絵は「Raikô Presenting Shutendôji's Head to the Emperor, from an untitled series of the Shutendôji story」(Museum of Fine Arts, Boston)hatebuのもの、もしくはそれに近いヴァージョンみたいだ。検索結果上位に来たものを見ると、他に「C0059339 大江山酒呑童子図」(東京国立博物館 画像検索)hatebu*1「酒呑童子 褒賞」(千葉市美術館 収蔵品検索システム)hatebuのような彩色の異なるものも確認できる。千葉市美術館のものがこの中では最も豊かに彩色されている。

そこいらへん、どういう事情によってヴァリエーションが生じたのかは全然知らない。師宣というと浮世絵成立初期の作品ということになるんだろうと思うのだけれど、制作販売プロセスがちゃんと確立していなかったから、というようなことなのか、作品の完成に関わる考え方そのものが今とは全然異なっていたから、そういうヴァリエーションがテケトーに許されていたということなのか。

あと、どうみても、酒呑童子の角、今の僕たちが目にする絵の鬼よりも長~い気がするのだけれど、こういう角の描かれ方って当時は当たり前だったんだろうか。それとも師宣特殊の描き方だったんだろうか。そういえば、般若の面の角など、これほどではないけれど細長くはあるよなぁ。やっぱり今日節分の折などに見かけるような、デカいタンコブを三角錐にしてみただけ、みたいなずんぐりむっくりの角は相当新しい造形だってことなんだろうか。

まぁ僕なんかが考えたってわかりっこないんだけどさぁ\(^o^)/。書いておくと、またどなたかが優しくご教示くださったりするかもしれないぢゃありませんかぁ。

  • 菱川師宣 - Wikipediahatebu

    正確さについてはよくわかんないけれど、さしあたり概観を得るには好都合なんだと思う。

  • 酒呑童子 - Wikipediahatebu

    同上。

  • 大江山酒天童子 長谷川一夫 市川雷蔵 山本富士子[ググる!]

    1960年4月27日公開、残念ながら著作権保護期間中ゆえ、ネット上でホイホイ見るというわけにはいかないし、現在公開しているところはなさそう。せめてあれこれお話の類だけでも。まぁ、ずいぶんケッタイな映画なんですけれどね。他にも中村玉緒、勝 新太郎、小沢栄太郎、中村雁治郎、田崎 潤、本郷功次郎、左 幸子……ちょっとびっくりするような往年大物俳優さんが出て来てるわ、今の目から見るとアレな特撮シーンはあるわ、さすが当時のゴールデンウィーク狙いの大作でございますね。


そんなこんなで、だからどうしたというアレではないのだけれど、冒頭の tweetが大量に retweetされている割にネタ元を振り返るアレコレが見当たらないので野暮天ながら、こういうエントリもあっていいんぢゃないかというわけでまぁ。師宣について知ったかをかますほどの教養がないので、上のような程度のことしか書けないのだけれど\(^o^)/

それにしても、師宣のシリーズ作品の一点がほとんど同時期、これだけ大量にヒトビトの目に晒されるというのは結構スゴいことだよなぁ、と今さらのようなことに感動しますね。それぞれ、スマホを手にして歩きながらなのか、仕事をさぼってのデスクのPCディスプレイ上でなのか、具体的な場面はさまざまに、鬼の首のある何万もの情景が繰り広げられているなんて、かなり21世紀的な出来事なんぢゃないですかね。


DeAGOSTINIモノですけれど、新品で安価となるとこれになりますかね。


  • 注1 国立博物館のものの中には斬首の場面のものhatebuがあったりするので、一通り眺めておいていいんぢゃないかしら。


最終更新日時 : 2016-05-25 09:07:11  
20150908170726

twitterでの某さんとの会話から思い出した拙作。中学時代美術の授業で描かされたヤツ。どういうマグレなのだか、実際のプログラムに採用されちゃったのだった。横線部分と「体育祭」のレタリング、途中でていねいに描く気力が失せて、ついついテケトーにデッチ上げてしまったことはよく覚えている\(^o^)/。無精で雑な性格は昔から変わっていないのですね。いやはや。

20160524223445

しかし、今さらな話ではあるのだけれど、右のヤツを見たときには、ちびっとヤラれたかな、と思ったのだった。現実的に似ているかどうかといえば、さほど似てもいないのだけれど、アイディア的には近しいものがある、くらいのことは云えるんぢゃないかしら。そうでもないかしら\(^o^)/


とはいえ、自分のアイディアも、実のところ小学生時代に見た大阪万国博覧会テーマ館の岡本太郎による「青春の塔[ググる!]」に想を得たヤツなのだけれど。「太陽の塔」やテーマ館の出口に当たっていた「母の塔」と比べると、記憶にとどめてらっしゃる方は少ないようだけれど、造形的にはなかなかどうして、「太陽の塔」にだっておさおさ負けてはいない、なんちゅうかオブジェのバーベキューみたいなヤツだったんだなぁ。そのバーベキューのミの一つとしてあったヒト型オブジェを少々変形して走らせてみたというところ。ググってもいい写真は出て来ないし、フィギュアの類もゲンブツのバランスやスケール感を再現出来ているものが全然ないみたい。残念無念。

その後いくつか登場することになる、跳躍するヒト型のオリンピックのロゴだかなんだかは、シドニー大会あたりが始祖って感じがする*1。2020年の東京大会のロゴ候補だった風神雷神のだって、そういうヤツの系譜に属すると見たって良さそうぢゃないか。で、そういうヤツの大元が自分のデザインした中学校の体育祭プログラム表紙だったりすると他人様にとってはさておき、自分的にはオモシロイんだがなぁ、とありそうもない妄想に耽ったりするわけですね、他にしなきゃいけないアレヤコレヤが山積していたりするとぉ\(^o^)/


海洋堂の仕事なら間違いはないということではあろうけれど、うーん、頭に残っている造形のバランスはまったく再現できていないように見えてしまう。こちらの記憶のほうを疑うべきなんだろうけれど*2、うーん、蟠るなぁ。

というとこいらへんはさておき、片方の足がルーズソックス状になっているヒト型オブジェがあるのは、おわかりいただけますかしら。


しかしまぁ、こういうネタ、完全に時宜を逸してますね。いやはや。


  • 注1 ちゃんと確認していないので信用しないこと。
  • 注2 というか、小学生の身長、仰角でしか眺めていなかったってのがデカいんだろうとも思うのだけれど。


最終更新日時 : 2016-05-08 10:34:25  

Milton Glaser[ググる!]、「I NY」のロゴのデザインで有名なデザイナー、イラストレーターと云いたいところだけれど、たぶんこれまでの経験からして、この記述で初めてそのことを知ったというヒトのほうが多いんぢゃないかというような気がする。ウィキpで確認してみたら、「アイ・ラブ・ニューヨーク」(Wikipedia) はてなブックマーク - アイ・ラブ・ニューヨーク - Wikipediaの項目はあっても、「ミルトン・グレイザー[ググる!]」の項目はなかった。デザイナーのお仕事ってそういうものなのですかね。うーん。というわけで、略歴は「ミルトン グレーザーとは」(コトバンク) はてなブックマーク - ミルトン グレーザーとは - コトバンクとか、「ミルトン・グレイザープロフィール」(dddギャラリー) はてなブックマーク - ミルトン・グレイザープロフィール dddギャラリーとかをどうぞ。

とかなんとかエラそうに書いているけれど、僕自身略歴さえ大して頭に入ってない\(^o^)/。今朝、例によって YouTube を覗いて、たまたま「Not Voting Is 'Selfish' and 'Stupid,' and Milton Glaser Plans to Change Your Mind」(Bloomberg、YouTube) はてなブックマーク - Not Voting Is 'Selfish' and 'Stupid,' and Milton Glaser Plans to Change Your Mind - YouTubeを見て、あぁ爺さん歳喰ったなぁと話の中身とはあんまり関係のない感慨に耽りながら、冒頭取り上げた、2010年公開のヴィデオにずるずると辿り着いたというところ*1。ちょいとジタバタしていて更新が絶えているのは気に喰わない、こいつで一つエントリでもというわけだ。

話はあちらこちらしていて全体としてはちょっとわかりにくいかなとも思えるのだけれど、冒頭あたりから登場する「本質」の原語が「nature」であることを押さえれば、事柄の性質、特質をちゃんと捉えることが大事ですぜぃってな話になっているんだとわかる。それ自体はありふれた当たり前だのクラッカーなのだけれど、実例に即した話はそれなりに興味深いものだと思う。事柄の特質を押さえるという云い方そのものは当たり前でも、それがどのように具体化されたかというところに話が及ぶと、素人と玄人の違いは歴然としてくるってところがやっぱりあるなぁ、って感じでしょ? そうでもない? 僕はしみじみそう感じちゃったクチ。「Art is what ever remains」とは、しかし気が利き過ぎたまとめかもなぁ。うーん。


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ちなみに、NYといえば、Neanderthal Yabukiの頭文字だということは、みなさんご存知だろうか。


  • 注1 見ればわかることではあるけれど、講演自体は1998年のもの。もう20年近くも昔ぢゃないか。そんな時分からTEDってあったのかぁ。というわけで、ウィキpを覗いてみると、《TED was conceived in 1984 by architect and graphic designer Richard Saul Wurman, who observed a convergence of the fields of technology, entertainment, and design (that is, "TED"). The first conference, organized by Harry Marks and Wurman in the same year, featured demos of the Sony compact disc, and one of the first demonstrations of the Apple Macintosh computer》TED (conference) - Wikipedia, the free encyclopedia はてなブックマーク - TED (conference) - Wikipedia, the free encyclopediaというわけで、80年代半ばにはもうあったんだな。って、そういえば一昨年かぁ、TED30周年なんちゃらかちゃらってなの、あったような気が急にしてきたぜぃ\(^o^)/

最終更新日時 : 2015-12-25 10:48:07  

堺東近く。

こういうレタリングの味わいをどう言葉にすればいいのか。

単に垢抜けていないというだけではなくて下手糞と評してもとくに大きな間違いとも云えないだろう書体。ことに「源」の「小」の部分の不安定な印象は、さんずいへんの異様な重々しさとのアンバランスも加わって、新規顧客獲得に悪い影響を与えやしないかしらと思えるほどのもの。こういうヤツで洒落た書体もあったはずだが、そういうのを調べ探して参考にしてみようとすら考えなかったという仕上がり……。

とまぁそんな具合で、書きつける言葉がことごとく否定的評価としか読めないものばかりになってしまう。

「不安定」や「アンバランス」をまとめて「ダイナミック」と評するような手を考えないでもない。けれどそれではいかにも安易、放送禁止用語の言い換え表に則ったみたいな慇懃無礼でもって巧言令色鮮し仁といった感じが漂い始める。

うーん、参るなぁ、困るなぁ*1


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タイポグラフィ篇。まだ新本が流通しているのかぁ。刷が重なっているのかしら。


  • 注1 別に参りもしないし困りもしないんだけれど、言葉の勢いというヤツで、まぁ\(^o^)/

最終更新日時 : 2015-12-22 10:32:09  

南海高野線三国ヶ丘駅踏切脇。

何のアクセントもなく「駐輪禁止」としただけでは人目を引きにくいということはあるかもしれない。しかし、強調された「輪」は、果たして視野の中の点から昇華されて「駐輪禁止」の意味を持った広がりとして見るヒトに訴えかけるものとなるかどうか。素人考えとしては、たとえば「禁止」のような意味として強いメッセージを担っている部分を際立たせたほうが、ヒトビトの注意を喚起するに当って然るべき力を発揮するように思える。

たしかに、4文字の下半分を白にしてしまうと、上半分のほうに重々しい色が用いられているために、全体に不安定な感じが醸されるかもしれない。しかし、この掲示の目的は、まず周囲のヒトへの注意喚起であって美観を生み出すことではない。そういう意味でなら、下半分を白で際立たせるほうが、「輪」を単なるアクセントでしかないような際立たせ方をするよりも有益なはず。美観との両立を考えるのであれば、全体の配色を一から考え直す必要があるというところだけれど、いやしかし、周囲にある踏切やら柵やらの存在を考えると、美観のためには周囲からデザインの変更を考える必要が出て来るのであって、この4文字のデザインだけ凝ってみたところでほとんど意味はないだろう。とするなら、やはり「輪」のみを際立たせるデザインは納得出来ないものと目に映る。

とかなんとか考えたりするのだけれど、そういうもんでもないのだろうか。


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この場合、際立たせるには文字のデザインではなくてピクトグラムを考えるという手もある。周囲の黄と黒中心のとはちょっと異なる青と赤という色彩の選択もいいんぢゃないかしら。



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