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最終更新日時 : 2015-07-20 22:55:55  

京都大学OCWの YouTube チャンネルからのヴィデオ9本を再生リストにまとめてみた*1。京都大学大学院教育学研究科准教授西岡加名恵先生が京都府立山城高等学校で行った講演の音声とプレゼン資料、ということみたいだ。


ここでのポートフォリオ[ググる!]の直接の目的は、自分の売り込みの素材を作り上げることではない。ヴィデオで云われる自分にとっての「問い」を見つけるというの、ちょっと通じにくいかもしれないけれど、でも、実際のところ売り込むにしたところで売り込むべき自分そのものがわかってなきゃどうしようもないのであって、まず自分がどういうヤツなのかを知り自分が自分を評価できるようにするためのパーソナルポートフォリオ[ググる!]を作ってみようというわけだ。

10代後半ともなれば、放っておいても「問い」に似たようなアレコレに思い悩むものと相場は決まっていて、けれど悩んでばかりで考えるという次のステップに進むのが結構面倒なものだ。そういうとき、パーソナルボートフォリオというような手法が、何ほどか便利だということは充分にあるだろう。読書を通して哲学や思想にカブれるというのも悪くはないだろうが、そこいらへんを通して自分を見つ直すというのは骨がなかなか折れる。しばしば折れすぎて、全身複雑骨折というテイタラクに陥りかねない。ポートフォリオ作成のような作業を並行してでも行い「交流会」がうまく行っていれば、骨折り損の読書もいくらかは減って、自分と相性のいいヤツを見つけやすくなる功徳もありそうに思える。

最終的にはその場の指導者さんの濃やかな指導の有無も大きくものを云いそうでもあるけれど、試みる価値のあるものだと思う。とまぁ、「思える」とか「思う」とかばかりで話を勧めてしまったけれど、ポートフォリオ造りそのものを自分の実践の中で試したことがない以上、そこいらへんはしょうがない。けれど、推薦入試なりAO入試の指導となると似たようなことはどうしたって試みないわけはないのであって、そこいらへんからの想像、そうそう大きくは外れていないんぢゃないかと思うが、どうか。


こういう話、率直言うと参考に出来るヒトと出来ないヒトの差ってのがすでにデカいのかもなぁ、という気もする。高1あたりだととくにそうなんだろうなぁ。けれど、まぁとりあえず参考になるかならないか、ご覧になってチャレンジしてみるといいんぢゃないかしら、慌てずゆっくり。指導者さんは参考にしておいてバチが当たることはまずない。というわけで、せめてひと通りくらい目にし耳にしておいていいヴィデオになっていると思う。


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「ポートフォリオ」もみなさん好き勝手な意味で使ってらっしゃる今日この頃、やはり原点はしっかり押さえておきたいところでございますね。


  • 注1 チャンネルには「『やましろ文箱(ポートフォリオ)』をつくろう! 全編」(YouTube) はてなブックマーク - 「やましろ文箱(ポートフォリオ)」をつくろう! 全編 - YouTubeと称するヴィデオもあがっているが(2015年4月22日昼確認)が、冒頭の字幕等を除けば再生リスト2本目の「『やましろ文箱(ポートフォリオ)』をつくろう! 1.なぜ「問い」は大事か  (1)「問い」は困難を乗り越える助けとなる』」と同一内容のものになっている。そのうち入れ換えでもあるかなぁ。ちゃんとした全篇モノが出て来ることがあっても、少主題ごとに分割されたヴィデオもそれなりに便利だろうから、再生リストの意義は消えないとは思うけれど。


  

"How To Give A Good Compliment"(Life Coaches)で、どういうお世辞が効果的かを扱っている。ここで語られていることは、独りお世辞のHow toというばかりでなく、人と人との日常的なコミュニケーションのあり方を考えさせるものになっているといっていいんじゃないだろうか。「お世辞」といってしまうと、何やら相手に取り入る姑息な工夫と考えてしまいがちだけれど、日常的なコミュニケーションを円滑にするための、ちょっと楽しい工夫だと考えることだってできるはずだ。

以下、簡単にポイントのみ超抄訳にて内容を紹介してみよう。

  1. Make your compliment specific./お世辞は具体的に

    「今日のあなた、イカすわよ」よりも「そのネックレス、今日のあなたにばっちり似合ってるわね」のほうが効果的。

  2. Back up your compliment./お世辞にも根拠を

    「今日のあなたにとてもよく似合うわ」より「そのネックレス、今日のあなたにとてもよく似合うわ。だってほら、あなたの目の色にぴったりじゃない」のほうがただのお世辞より強く訴えかける。

  3. Ask a question with your compliment./質問も加えてみる

    お世辞を使ってコミュニケーションを取り始めたいなら、「そのネックレス、今日のあなたにとてもよく似合ってるわよ。だってほら、あなたの目の色にぴったりじゃない。いったいどこで手に入れたの?」。

考えてみれば、日常的な言葉の遣取りだって、具体的で根拠があってお互いのいっそうの言葉の遣取りにつながるにこしたことはないはずだ。

そういうことを考えた言葉の遣取りの工夫は、もうおベンチャラの類というよりも、お互いに過ごすひと時をより快適にするための心遣いと考えるべきなんだろう。気軽な頭の体操としてだって、そう悪いものではないはずだ。

たとえば3番めの質問も加えてみるというとき、より充実した言葉の遣取りを考えるなら、yes/noクエスチョンにならない質問になるようにするといったこともつけ加えられるだろう。yes/no、はい/いいえで答えられる質問では、話が先に続かなくなってしまうものだ。

そんな日常の言葉の遣取りの工夫の叩き台として、この3つのコツは頭にとどめておきたい。





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