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最終更新日時 : 2017-08-30 17:40:51  

先祖代々同じ土地に暮らしているのであれば、墓も先祖代々同じ穴の子々孫々、面倒を見るヤツらの面つきも似たり寄ったり、逃散なんぞという気の利いたことを仕出かすヤツが少々現れても、親類縁者が渋々面で面倒を見ないわけにはいかないから無縁仏も生じない。したがって無縁塔とは無縁の平坦な平和の暮らしがそこに淡々と続くことになる。

あるいは騒乱ばかりズルズルと続く時代。そこいらじゅうに屍が大量にごろごろ転がっているようでは、無縁仏にさえなり損ねたヤツらどもをまとめてぶち込む穴掘り作業を一手に担う厚徳の士もそうめったには現れない。たまに現れたとしても、一人や二人では間に合わない。戦での人死、旅の行倒れはだれにも拾われず無縁のまま、蛆、死出虫、鰹節虫、その他鳥獣の食欲に任せる他ない。したがって墓標とさえ縁のないアナーキーな世の中となる。無縁塔への需要はあり得ない。

面倒はそこそこの平和裡、土地への縛めが解けたとき始まる。そうとなればしめたもの、先祖代々の土地なんぞは売っ払い、ついでに先祖代々之墓のことなどぬかりなく忘れ、うっちゃらかって都会へとえっちらおっちら、そこで核家族と称する一家紛いを構えてみせたところで新たな先祖代々と化けるに至らず、不孝息子不孝娘は核分裂よろしく一家紛いを飛び出しアチラコチラに散らばって先祖の供養なんぞ何の役に立つのか、というわけで無縁仏の無限連鎖反応、墓は核分裂家族の一家に一つ、たちどころに墓地不足は都市に蔓延することになる。横に広げるわけにはゆかぬとなれば、縦方向に広げるしかない。かくして無縁塔の登場となる。

もしそういう変化が本邦で本当に盛大に起こったとすれば、それは明治近代以降ということになる。江戸その他大都市、あるいは無縁塔の親分のごとき無縁塚が存する高野山あたりは別途事情を考え直す必要があるかもしれないが、日本全国のこととしては大雑把なところ上記のような具合と見て間違いはない(なんてわけはなさそうだなぁ\(^o^)/)。


素人の思いつきなんぞは毎度当てにならないのだけれど、ちょっとググった範囲では無縁塔の起源はわからなかった。そんなものなんですかね。

無縁仏というだけであれば、墓石を隙間なくズラズラと並べた無縁墓地で済むように思える。それを縦方向にも並べるとなると、逼迫した土地の不足があったんぢゃないかとどうしても考えたくなる(ならないかなぁ)。墓地⇒無縁墓地⇒無縁塔のような歴史を想像すること自体はさほど不自然ではないだろう。

それとも、あれかな、昔々の大昔、エライ聖人、先賢は、ヒトの移動や死人の累積数の減り得ないことを考えて無縁仏の増加による墓地用地不足を予見し、無縁塔その他、そこいらへんのあれこれを構想し尽くしてああしなさい、こうしなさいといろいろ指図していでもしていたのかしら。そういう決まりみたいなものに従って、ごく当たり前のこととして無縁塔は作られるようになったのだとするなら、存外一般に向けた説明は残されていないなんてこともあるのかもしれない。というわけで、実は大聖人、さらなる無縁仏の増加も見越して無縁天空樹スカイツリーの構想も秘伝の経典には記しておった、なぁんてわけはなさそうだしなぁ\(^o^)/

これからの日本の人口減少のことを考えると、どうしたって無縁仏は増えることになる。墓地不足は解消するのかもしれないが、墓地不足が解消したからといって既存の墓を荒廃するに任せるわけにもいかない。となると、やはり誰も参りに来なくなった墓石を無縁塔へと積み上げることになるのだろうか。すっかり墓石がまばらになった大霊園の真ん中に、巨大なピラミッドと化した無縁塔のそびえ立つ姿が夕陽に映えわたる光景みたいなものを想像しないわけにはいかなくなってくる。う~ん。


というような与太はさておき、無縁塔についてアレコレググるうちに気になったことを一つ。五輪塔の類と地蔵との関係ってどうなっているんだろう。たとえば、「高野山 無縁塚」(Google Images Search)hatebuにあがった写真を眺めてみると、上の写真同様、地蔵が斜面の一部に並んでいるばかりではなく、五輪塔(かな?)も地蔵と同じように赤い前掛け*1が着せられて並んでいるのがわかる。地蔵と五輪塔って、互換性みたいなのがあるのかしら。

「本日のお地蔵さま/DIY」hatebuでは、石塔の形に赤い前かけと頭巾をつけて地蔵の形に見立てているものと思い込んで書いたのだけれど、ひょっとするとそうではなくて石塔とお地蔵様の関係がそもそも……ということだったのかもしれない。そこいらへん、気にもなるけれど、民間信仰みたいなものもいろいろ絡んでいそうなお地蔵様のことだから、話はきっと込み入っていそうだよなぁ。

無縁塔の起源同様、このへんは図書館案件ですかね。


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自分のことととして考えると、墓はいらんなぁ。葬式もお別れの会も。この世のお邪魔にならぬよう、焼いた後は西除川でも大和川でも大阪湾でも、こだわりのある場所もないから、テケトーなところに散骨してお仕舞い。そういうのがいいな。


  • 注1 正式には何と呼ぶのかしら?


最終更新日時 : 2017-08-24 15:38:43  

Talking with the Morning Moon/夜明けのお月様と二言三言(Very Very Rough Recording) by neanderthal yabuki | Free Listening on SoundCloudhatebu

というわけで、「夜明けのお月様と二言三言」、おかげさまをもって再生回数が2700を超えた。ご愛顧多謝。

相変わらず他作品(もどき)は、再生1000回に近づきもしないテイタラクだというのに、まったくもってありがとうございますm(_ _)m


SoundCloud以外での音楽をマジメにやっているヒトたちからいただいた感想など以下に挙げて自慢しておくことにする。

Nathaniel's Ghost[ググる!]については、「本日の自作自演/『夜明けのお月様と二言三言』、再生回数2600突破、ご愛顧多謝」hatebuでご紹介申し上げた通り。

Seabirds
Seabirds
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DistroKid.com (2013-12-13)

Yasmine Modestine[ググる!]は、すでに名前は何度か挙げているのだけれど、まとまった紹介はまだ出来ていないなぁ。シンガー・ソングライターだったり女優さんだったりお芝居を書いたり、いろいろなさっているみたい。フランス語の情報が中心だからよくわかんないんだけれど、ここ数年のtwitterでの発言を拝見していると、エッセイその他書き物に軸足を移しているみたいだ。ここにあげた「beautiful」の発言以外にも公式非公式、合わせて二度ほど「お月様」をRTしてくれている。多謝。

Out of the Blue
Out of the Blue
posted with amazlet at 17.08.24
Couleur Bleu Jasmin (2010-11-22)

いいんだけれど、日本では売れなさそうだなぁ。



不知火ヤスメ (@PsycoBloods)さん、感想だけではなくRTもしてくださった。どのような方なのか全然知らないのだけれど、tweetを拝読していると PsycoBloodsの*1パッと聴いた印象とは異なって(?)、根はフォークのヒトなのではないかという気がする^^;。そう思って聴き直すと PsycoBloodsの作品も根はフォークっぽいなと聴こえてくる。違うかなぁ^^;。外していたらごめんなさいm(_ _)m


もちろん、こうした感想はまんま真に受けるべきぢゃないんだろうけれど、別に真に受けたからといって世間様に迷惑をかけるわけでもないんだから、真に受けておくことにするのですよ\(^o^)/

と、そんなこんなでありがとうm(_ _)m


  • 注1 twitterアカウントページの画面左プロフィールに YouTube公開映像と SoundCloudのアカウントページへのリンクがある。


最終更新日時 : 2017-08-28 23:22:36  

「ほっこり」を冠した店が大阪にはすでに結構な数存在している(cf. ほっこり 大阪[ググる!])。喰物屋が多いのかな。そもそも「ほっこり」とは、大体において物の暖かい状態、心温まる様子を表す言葉であるだろう*1。できたてのホヤホヤというわけだ。できたてのホヤホヤとは、常識的には喰物屋には相応しくあってもリサイクルとは縁の薄いもの。そこに「亭」をつけると、今度は「ほっかほっか亭」へと連想は飛んでしまう。やはり喰物屋の方面ということになる。

こういうネーミング、たぶん創業者さんに何か捨て難い思い入れみたいなものがあったに違いない。でも、一体どんな思い入れだったんだろう。ちょっと想像がつかない。


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  • 注1 関西一部地域では、「ほっこりした」といった形で「ちょいとくたびれちゃった」というような意味で用いることがある。京都あたりかな。少々くたびれた品ということであれば、ひょっとするとリサイクル品に似つかわしいのかもしれない。でも、その意味をみんなが知っていたとして、店の好イメージを醸すネーミングに使えるものなのかどうか。

最終更新日時 : 2017-08-20 21:56:54  

これ、当たるんぢゃないかな。たった一日で再生回数が160万を超えているし、もう当たっているといっていいのかもしれない。

冒頭のデモと思しい喧騒、ラジオか何かから流れる報道の音声、イントロ直前トランプを思わせる声での「God bless you, God bless America」という台詞、それらをバックに映し出される苦悩するヒトビトの表情……。そういうものを並べた上で、この歌詞だもん(cf. P!nk What About Us 日本語訳詞[ググる!])。おまけにこのヴィデオの公開はアメリカ時間で16日。もちろん、アーチストも制作者も、この日に合わせてMVを作ったわけではないだろうけれど*1、シャーロッツビルでの出来事をめぐるトランプの一連の発言がさまざまな立場からの批判を浴びている最中に登場したというタイミングは無視できるものではないだろう。時と所を得た歌だということになりそうだ。

アレンジや音の処理も今の流行りにハマっていて*2、歌詞は少なくとも高校英語がそこそこ出来る程度の語彙力があれば辞書を引くに及ばない言葉で作られていて、「What about ほにゃらら」「We are ほにゃらら」の畳みかけるような力強い反復と相俟って、この状況の最中にいる者の心には訴求力のある歌になっているといっていいんぢゃないか。しかも、具体的な状況を直接説明的に扱ったところもないおかげで、一度ヒットすればこの状況を離れても歌われ続けるかもしれない歌に化けるある種の普遍性*3も持ち合わせているように思える。

うちで取り上げるタイプの歌ではないのだけれど、こうした歌の登場の仕方に出喰わす機会もそうそうないに違いない。何かの記念ということで、まぁ。


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「What About Us」収録。10月13日発売予定。


  • 注1 すでに作ってあったものの公開タイミングを早めた、くらいのことならあるかもしれないけれど。
  • 注2 これまでの P!nk作品に馴染んだ者なら逆に、ひょっとするとこのハマり方、あまり心地よく受け入れられるものではないかもしれない。でも、これまで通りの作風だと、一日で160万回を超える再生回数は望めなかったんぢゃないかしら。
  • 注3 「普遍性」なんていうと大袈裟なんだけれど、たとえば今後仮に民主党政権が出来たとしてその政権が公約を果たせないってな状況下の抗議集会なんかで歌われてもおかしくないでしょ、この歌詞なら。

  

国道310号線沿い、赤畑あたりかなぁ。「休業」に朱の斜線を入れて意味を打ち消しているようにも見え、斜線に「休業」を上書きして無意味への打ち消しを意味で打ち消しているように見えなくもなくて、けれど、周辺の状態からするかぎり、看板の意味はさておき、これはやはり廃業なんだろうな。

本当に休業であるなら、お得意様への挨拶の貼り紙くらいあってよさそうだし、来る復活の日に備えて店舗周りの草刈りくらいするんぢゃないだろうか。そういうものがない「休業」とは、雑誌の「休刊」と称する廃刊みたいなもの、とどのつまりは廃業の婉曲表現にすぎない。

なんて書いたけれど、ホントに休業だとしたら失礼極まる話ってことになっちゃうな。でも、やはり草刈りくらいたまにはしておかないと、この店だけではなく界隈の凋落さえ感じさせる雰囲気を醸しちゃうんぢゃないか。少なくとも通りすがりの目にはそう映ってしまう。というのは余計なお世話か。


というようなことをうだうだ考えてみもするのだけれど、それ以上に気になるのは、光景をパッと目にした瞬間にこちらを捉えるところがあって、そういうアレって何なんだろう、どうせロクなシロモノにならないとわかっていても写真に収めずにはいられない気分が湧いてくるというあたり、さらに考えなくてもいいようなアレコレを思い悩んでしまうから、所用に遅刻してしまうのだな\(^o^)/


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