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最終更新日時 : 2015-10-08 19:21:18  

1989年。Phillips Universityは、マイケルの出身校の一つだったはず。ピアノを弾いているのは、Phillips University在籍中、マイケルの師匠だったE.J.Ulrich[ググる!]*1。どういう種類のコンサートだったのだろう。ライブとなれば、仮にフルートを持ち出すことがあっても、ギターが舞台のどこにだか置いてあって通常のライブのおまけとしてフルートもちょいとって感じだったのが、ピアノ伴奏までつけて1曲ちゃんとというの、僕は初めて目にする。

実際同じ年、Phillips Universityでのコンサートという映像もYouTubeには上がっていて、そちらにはこの映像はない。ギターをガシガシ弾くのとは別立てでコンサートは催されたということか。

「Song of the Spirit Farmer」を収めたアルバム『Taproot』が発表されるのは1990年。1年だけだけれど、作品の前駆形に触れるのは興味深いものだ。しかしなぁ、もうちょいと状態のいいピアノが用意できなかったのか、そいつばかりは残念。

それにしても、YouTubeでの音源漁り、いつまでたってもキリなく続けられるもんだな。いやはや。

アルバムに収録された同作を以下に。


フルートを重ねて用いるのは『Aerial Boundaries』の「Ménage à Trois」の終盤 *2など先例があるけれど、本作ではギターがない。しかも、『Taproot』も『Aerial』も、フルートの演奏は本人ではなく、Mindy Rosenfeld[ググる!]。いっときはマイケルの奥さんだったヒト、ホントはルネサンス音楽が専門なんだとかなのだそうな*3。正確なアレは知らないのだけれど、ふたりの離婚は80年代中だったはずだから、本作での参加はたぶんその後ということになるみたいだ。

E.J.Ulrichのピアノとマイケルのフルートの取り合わせをもう一つ。やはり同じくPhillips Universityで89年なんだけれど、照明の感じが変わっている。違う折なのか同じ折なのか、たぶん同じかなとは思うけれど、ちょっとよくわからない。うーん。

最後に、ギターと歌の Phillips Universityでのコンサートもとりあげておく。再生リスト、総再生時間40分ほど。

今回のPhillips University大学モノは、いずれも「Heavy Mental, Thrash Acoustic, Deep Tissue Gladiator Guitar」(YouTube) はてなブックマーク - Heavy Mental, Thrash Acoustic, Deep Tissue Gladiator Guitar - YouTubeから。何のことはない type3secretionさんのチャンネルが名前を変えただけだ。《Heavy Mental》、《Thrash Acoustic》、《Deep Tissue Gladiator Guitar》というのは、マイケルの作品やプレイが所謂「New Age」として扱われていることに反感を覚えたファンたちがつけたマイケルの音楽への呼称ということらしい。他にも《New Edge》なんちゅうのもある。なんだかメリケン風おやじギャグという感じがしないでもないが、とにかく癒しがどーたらこーたらのアレコレとマイケルをイッショクタにするな! というあたりばかりは共感しないわけにはいかんよなぁ。うーん。


Taproot
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e.e.cummingsの「i carry your heart」を歌にしたのも収録。ガシガシのフィンガーピッキングが聴ける作品が少ないせいで世評は今ひとつという感じ、なきにしもあらずだけれど、これはこれで立派なアルバムなのだ。ギターキッズぢゃない普通のリスナーさんにも聴けるものになってるんぢゃないかなぁ。


Aerial Boundaries
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14/07/25: パラノーマル

最終更新日時 : 2017-11-09 15:39:44  

他人様ヒトサマのツイートを眺めていると、時折こういう珍しい、少なくとも僕は見たことがなかった写真の類が流れてくる。

西洋のオカルトへのあれこれの関心を抱いた日本近代文学な作家さんは実は結構な数いそうなところ、こっくりさんみたいな手近なあたりに目を向けているというのが何となく何だな。身近手近となると、ことさらに取り上げるまでもないから目立たないだけかしら。と、そんなことは考えてわかることぢゃぁございませんね。


日本の文学者さんとこの手のアレヤコレヤの関わりっていろいろありそうな気もするのだけれど、あんまり知らない。漱石の『行人』にだってテレパシーネタなんかが登場するんだから、実地にだってそういうものに関心があったんだろうけれど、どうなのかしら?

西洋オカルトぢゃなくて地元日本の怪しい界隈に本格的に足を踏み入れた有名な作家さんとなるとどうなんだろう?*1 ぜひとも知りたいというようなアレではないけれど、何となく気にはなりますな。

『帝都物語』でも読み返しますかね。


参考文献、みたいな

テレパシーの話が出て来るといっても一箇所だけなのだけれど。それでも、登場人物のキャラクタのみならず当時の「テレパシー」の受け止められ方をも表すというそれなりのウエイトを持った記述になっているんぢゃないかしら。これは学校の文学史にも顔を出す作品としては珍しいと云えないわけではないでしょ?

自分はあによめほどに頭のできていないお重から、何も得るところのないのをさとって、また父や母のいる座敷へ帰ろうとした時、突然妙な話を彼女から聞いた。

その話によると、兄はこの頃テレパシーか何かを真面目まじめに研究しているらしかった。彼はお重を書斎の外に立たしておいて、自分で自分の腕をつねったあと「お重、今兄さんはここを抓ったが、お前の腕もそこが痛かったろう」と尋ねたり、またはへやの中で茶碗の茶を自分一人で飲んでおきながら、「お重お前の咽喉のどは今何か飲む時のようにぐびぐび鳴りやしないか」と聞いたりしたそうである。

あたし説明を聞くまでは、きっと気が変になったんだと思って吃驚びっくりしたわ。兄さんは後で仏蘭西フランスの何とかいう人のやった実験だって教えてくれたのよ。そうしてお前は感受性が鈍いからかからないんだって云うのよ。あたしうれしかったわ」

「なぜ」

「だってそんなものに罹るのはコレラに罹るより厭だわ妾」

「そんなに厭かい」

「きまってるじゃありませんか。だけど、気味が悪いわね、いくら学問だってそんな事をしちゃ」

自分もおかしいうちに何だか気味の悪い心持がした。座敷へ帰って来ると、嫂の姿はもうそこに見えなかった。父と母は差し向いになって小さな声で何か話し合っていた。その様子が今しがた自分一人で家中を陽気にしたにぎやかな人の様子とも見えなかった。「ああ育てるつもりじゃなかったんだがね」という声が聞えた。

「あれじゃ困りますよ」という声も聞えた。

《真面目に研究しているらしかった》というのが、何やら字義通りの意味ではなく頭の螺子の飛び具合を語る言葉になっている感じ。あんまり本格的な関心があったというわけでもないのかな。このへん、寅彦先生あたりから何か入れ知恵でもなかったのかしら。って、それも考えてわかる話ぢゃぁございませんね。


落花生
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  • 注1 でも、それほど有名ではない、たとえば学校で習う文学史にはそう滅多顔を出さない程度にはマイナーな作家さんなら結構いるかぁ。


最終更新日時 : 2017-04-29 17:13:03  

画面上の線は路肩のライン。つまり、この得体の知れないものは、道幅方向に3つ並んでいる。

ただの落書きにしては律儀な並び方をしているように見える。かといって、工事に先駆けてのメモとしては整い方に欠けているようにも感じられる。無秩序でもなく秩序でもない。カオスのエッヂ、エントロピーの微妙な閾値界隈を振動しているような造形。というような云い草はただの与太法螺だけど\(^o^)/、まぁよくわかりませんな。


参考文献、みたいな

エントリとはなーのかんけーもないですがぁ。


トンパ文字伝説―絵のような謎の文字
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落書きするヒトは、ヘタに流行を追うよりも過去に学ぶことがあってもいいような気がする。どうも実家界隈で目にするグラフィティのなり損ない君たち、単純に「センスがない」の一言で済ませてしまえるものが多くて撮る愉しみが味わえない。で、過去に学ぶとして、今なら案外このへんが狙い目なんぢゃないか。間違い英語の類よりも、意味がありそうでよくわからないという絵柄というか文字柄あたり、きっとウケると思うんだがなぁ。うーん。

そうでもないかなぁ。



最終更新日時 : 2017-09-26 19:54:11  

何の因果で 貝殻こぎなろた
色は黒なる 身はやせる

と来れば鳥取民謡「貝殻節」。

貝殻節を今風に歌うのは、西岡たかしをもって嚆矢とする。でも西岡の演奏は、残念ながらネット上にはまともな試聴に耐える音源がない。著作権関係の問題にせいでだろうか、以前は YouTubeにあったものも削除されちゃったみたい。それはそれで仕方がないことだろうとは思うものの、西岡たかしの「貝殻節」、ネットでワンコーラスくらいまともにフリーで試聴できる音源がなければ、たぶん今の若いヒトの耳に触れるチャンスって、まずないってことになるだろう。それって、本当に著作権保護の本来的な意義を活かしたことなのかどうか。著作権者さんにはよく考えていただきたいところ。Candyrat Records[ググる!]みたいなレーベルだって存在する今日この頃なのだからして。

でも、今回ググって初めて知ったこれもなかなかいいぢゃないか。知らない歌うたいさんだけれど、あとでまとめて聴いてみるかしら*1


追記

本エントリ復旧に当って念のためにYouTubeを検索し直してみたら、西岡たかしの演奏がアップロードされていた。

これで五つの赤い風船[ググる!]西岡たかし[ググる!]の新しい聴き手が増えるといいなぁ。


Love song
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シンプルな弾き語りのヒトかと思いきや、ググってみると、この「貝殻節」を収めたミニアルバム、菊地成孔なんかも参加しているらしい。ほぉぇ〜。


モニュメント(紙ジャケット仕様)
五つの赤い風船
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西岡たかしの「貝殻節」収録のコンピレーション、CD2枚組。他に、MP3版DISC-1通常ケース入り2枚組CDとがあって、それぞれ視聴可能な範囲が異なっている。「貝殻節」についていえば、紙ジャケ⇒MP3⇒通常ケースの順で「試聴する」を聴くと1コーラス目全体を耳にすることが出来る。そんなのなら、どれか一つくらいすんなり1コーラス聴かせてくれるものがあったって良さそうなもんだがなぁ。うーん。

とはいえ、これだけでも西岡たかしの弾き語りにおけるギターの使い方のセンスの良さはよくわかる。出だしの(たぶん)2フレットあたりにカポして*2DM7のコード、1弦だけF#からGへのハンマリングオンを加えたアルペジオの繰り返しだけのイントロでも充分驚いちゃう。悲しげなメロディを持つ民謡のイントロがまさかおされなメイジャー7thのコードで始められるなんて、まず考えられないぢゃないか。で、歌に入ったところでの、Emのアルペジオに4弦のEからF#へのスライド。たったそれだけで、単調になりかねないごく基本的なアルペジオの伴奏が俄然光ってくる。シンプルなメロディに変に凝った伴奏をつけないという全体的な作りと、ほんの少しのギミックでこんなチャーミングな弾き語りができちゃうんだからなぁ。

西岡たかしの声が正直、ちょいと苦手なのだけれど、でもこいつぁそういう個人的な好き嫌いを越えて大したもんだといわざるを得ない。元歌のメロディの整理の仕方も舌を巻くべきもの。歌の核だけを見事に抽出してみせたって感じ、唸らないわけには参らない*3

ただし、アマゾンにおいてある他の西岡/4つの赤い風船による「貝殻節」収録アルバムは、オーケストラヴァージョンになっているものが多いので、「貝殻節」を目当てにするなら手を出さぬが無難か。メロディはずっと元の民謡に近いものになっているのだけれど、なら本来の民謡歌手さんに歌ってもらったほうがいいぢゃんって感じの仕上がりになっている。「貝殻節」のみを目当てに入手するならMP3版バラ売りを、というところか。


  • 注1BeyondLtd 美音堂 - YouTube はてなブックマーク - BeyondLtd 美音堂 - YouTube浜田真理子 Official Website はてなブックマーク - 浜田真理子 Official Website浜田真理子 Official Website はてなブックマーク - 浜田真理子 Official Website(旧)、浜田真理子 - Wikipedia はてなブックマーク - 浜田真理子 - Wikipedia。YouTubeチャンネルは公式のもの。上の「貝殻節」も公式チャンネルで公開されていたものになっている。
  • 注2 このへん、実際に確かめていないヤマカンで云っているだけなので、信用しないでくださいましな\(^o^)/。絶対音感なんぞ持ち合わせておりませんゆえ。/その後たしかめてみた。たぶん、だいたい合ってるみたい。
  • 注3 このへん、YouTubeにはいろんな「貝殻節」のアレンジものがあるのだけれど、たいていの場合、元歌の引力圏の中でしかメロディを活かし得ていない感じ。比べてみると、西岡版のスゴさがおわかりいただけると(いいなぁと)思う。

最終更新日時 : 2015-10-11 02:02:20  

なぜ紙に直接「禁煙」のマークを描かなかったのか。「だって、他所様もそうなってるぢゃないの」というような、日本的な同調強要型ポスターというふうに見えて来なくもない。

立ち入れない場所に「禁煙」。禁煙の前に立ち塞がる立入禁止のメッセージ。

眺めているうちに、禁煙に至る困難ばかりが想像される。


何となく安っぽいコンセプチュアル・アートか何かを眺めている気分だな。


こういうの、縦横30cmのやつがアマゾンでも1000円しない*1。写真を貼りつけたポスターよりは、こっちのほうがパッとヒト目にメッセージは飛び込むんぢゃないかなぁ。

  • 注1 2014年7月18日17時33分確認。

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