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最終更新日時 : 2015-11-02 19:14:51  
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昨日 はてなブックマーク - 別冊 日々の与太 » 本日の埋草/なんとなく、アートのほどではないけれど、これも心惹く形。

亀戸の香取神社から逆井の渡し跡まで、亀戸あさくさ古道[ググる!]を歩いた折、8月の暑い盛りに撮ったもの。だから、細かな場所は忘れてしまったけれど、亀戸のどこかということになる。


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これをご覧になれば、何を撮ったのか、おおよそのところはおわかりいただけるかしら。画面下の部分に注目されたし。ヒントのつもりでわざわざ画面に残したんだからして。

煙草屋の店先の喫煙所、ビニル製の軒を内側から撮ったものなのだ。ビニルの軒だろう、くらいの想像がおつきになった方もいらっしゃるでしょ?

個人商店としての煙草屋なんて今や絶滅寸前のRed Book入り。こうした備品の類のメンテナンスはどうしても充分にはできないということなんだろうか。

でも、おかげで煙草を一本くわえながら、ぼぉ〜っと軒を眺めて何となく一人でいい気分に浸ってしまったのだった。こういうのを眺めていると、世の中のアートなんちゅうもんのたいがいはどうでもいいよな、僕にとっちゃ、ってな気分になってくるなぁ。


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「陰謀」と呼ぶことすら大袈裟なような気がしたりしなかったり。




  
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上野駅近く。

放置されたままの飲食店のメニューだかポスターだかを貼る壁なのだけれど、何かしら美しい。色や形のバランスも独特の感じがあって、名のあるヒトがテケトーなタイトルをつけて展覧会なり画廊なりに並べたものなら、僕なんかはありがたくゲージツ作品として拝んぢゃいそうな気がする。つまり、コイツがなんとなく好きだということだ。

具象とか抽象とかいうのではなくて、かたちそのものが道具的連関からはみ出し日常から迫り出しているような、あるいは逆に視野の内にポッカリと空いた意味の空洞みたいなヤツ、日常の滲みや掠れ……もうちとカッコいい云い回しが出て来ないものか、自分の語彙力に絶望しちゃうばかりだけれど、なんかしらそういうヤツ。

何なんだろうな、こういう感触。


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原副題の「A Guide for the Bewildered」というあたりがいい。

「作品にとって重要なのは、作者の意図がいかに表現されているのではなく、結果的にどれほど鑑賞者の意図を引き出せるかということ」というのは当然鑑賞者の恣意を過大に評価することになりやしないかという批判があるんだろうなぁ。でも、そういう見方によるなら「作品」でないものであっても、作品として捉え直すことができるかもしれない。そう眺めるコンテキストを作り出すことこそが重要ということになってきやしないかしら。それはそれで面倒臭そうでもあるのだけれど、上のようなヤツをもっともらしく眺め直すには都合がいい、かも。




最終更新日時 : 2015-11-03 13:51:54  
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写真そのものとして詰まらないのは重々承知。夜撮ったせいもあって、いくらかブレボケだし。でも、そこのところを措いて、このひび割れたマンホールの蓋、何かしら魅力的に見える。そこいらへんがいくらか伝わるといいのだけれど。

美的な感動があるというような類のものではないけれど、歩を止めてひととき見惚れるというようなものはそこいらじゅうにごろごろあって、徒歩を主要な交通手段としている僕のような人間は困ってしまう。ご立派なアートみたいなものでもないし、美しい自然の眺めというようなものとも違って、こういうものにはどういう感想なり論評なりを書くべきなのか見当もつかない。たぶん、文章にせず写真も撮らなければ、ものの一週間もせずに忘れてしまうんだろう。でも、そういうふうに記憶から消え去るに任せるというのがいくらか切ないように思えるものたち。

うーん、まぁよくわかりませんね。


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上のエントリを書いてからアマゾンで検索して見つけたものだから中身は知らないのだけれど、マンホールの蓋に魅力を覚えるヒトもいらっしゃるのね。罅割れたものがその内にあるのかどうか、少し気になる。


アマゾンってホントになんでもあるんだな。あろうことか、レヴューまでついてる。そういえば、最近出た Jeff Bezosとアマゾンのことを書いた本が出てて、

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と、「The Everything Store」なんてタイトルがついていたのだった。大したもんだな。



最終更新日時 : 2015-11-03 21:07:56  

FRANCE 24 English の YouTube チャンネル はてなブックマーク - FRANCE 24 English - YouTubeから。

中国で漢字の読み書きが問題になるのは、何もコンピュータその他 IT関連アレコレ、あらたしいテクノロジーのせいではなくて、何よりも文化大革命とか漢字の改革とかのせいぢゃないかというのはアレなんだけれど、何にしてもあんなにごちゃごちゃ漢字ばかりの表記体系って、そもそもあらゆる国民が使いこなすことを前提にして作られたわけぢゃないんぢゃないかしら。だから、「我が国」古来の文化がぁ文明がぁ云々カンヌンってのは、そういう前提を視野に入れた上で考えなおしてみると、13億人のうちの1億くらいがほどほどに出来れば大したもの、過去と比べてみれば、実は大いに漢字普及人口は増加しているなんてなことだってあったりしやしないかしら?

というような話はさておき、さて本邦の読み書き事情はどうか? 何となく漢字御本家の中国よりはマシ、だいたい覚えなきゃいけない漢字の数も少なさそうだし……というような気もするのだが、いやしかし、文化の継受に必要な具体的な読み書きの様相をじっくり考えてみると、案外事情は中国と似たり寄ったりなのかもしれないと思うことがある。たとえば、恥を忍んで告白すると、僕は古文書が読めない。日本古典文学全集といった活字に直されたヤツの字なら読めない字はずっと少なくなる。でも、写真版の類の古文となると、もう読める字のほうがずっと少ないってのが大概だったりしそうな気配だ。現実に書きつけられたものが読めないということは、文学全集編纂者さんの思惑を超えて先人の思考を辿り得ないということでもある。

写真版のような文書は読めなくても恥をかくチャンスはそんなにあるものではない。だから、自ら進んで告白するというヘマを仕出かさないかぎりバレる心配はない。万が一バレても、いやぁ、そうですよねぇ、私だって読めませんよぉ〜っと、類は友を呼ぶ按配で、おまえ、こんなのくらい読めないでよくもまぁ日本人面が出来るもんだね、なんぞと怒鳴られる心配をしなければならないヒトはすでにこの世にそれほど多くは暮らしていないのが今日只今の現実だろう。実に結構な話だ。

しかし、結構な話だとばかり安心しているとうっかり足許を掬われるということはあって、たとえば、以下の看板の類、閲覧諸賢はどの程度ホイホイと読めるだろうか。折詰にしろ寿司にしろ、現在は僕のような貧乏人にはさほど縁のないシロモノになってしまったとはいえ、大概の日本人がうっかり思い込んでいるところの自分たちの伝統文化に属するものであって、ソイツを町中で当たり前に商っている店の名前くらい読めなくてどうする、と胸を張って語れるかどうか。

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「折詰調製」は読めるとして、さてこの店、「(なに)長」なのか。

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変体仮名。「寿司」くらいは読めるとして、何て寿司屋なのか。

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さらにこちらは絵文字入りと来る。

このへんは入門篇程度のアレだから、読めるヒトにはホイホイ読めてしまうに違いない。とはいえ一方で、逆立ちしても読めっこないってヒトもそうそう少なくもないのではないか*1。あるいは、読めたところで、自分でこの手の日本語がホイホイ書けるかとなると、冒頭のヴィデオに登場する中国の若者よろしく頭を掻きながら*2(∀`*ゞ)テヘッっと、なっちゃうんぢゃないか。


というような細かなあたりはさておき、そんなこんなを考えているうちに、今の時代の文字遣いと活字に均されたところからしか古人を眺めていない覚束なさは、何も文字に限った話ではないのだなというような、もう少しデカいところに思い至ったりもするのだけれど、そろそろ書くのが面倒臭くなってきたので、これはもうここでおしまい\(^o^)/


あ、とりあえず上の写真の看板の読みくらいは面倒臭がらずに書いておくべし。上から「鳥長」、「たぬき」、「菊正」となる。


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これはめちゃくちゃ面白い。


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これもまぁ読みなさい。


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面倒臭くならなければ、最後、コイツに出て来る話に触れるつもりだったんだけど。最近になってKindle版も出た。

  • 注1 真ん中のヤツくらいなら、がんばって読めたというヒトも出て来ないわけでもないか。
  • 注2 彼ら/彼女らは掻いてないけど(^_^;)

最終更新日時 : 2015-11-04 12:58:15  
20131005153220

居所の夜明け。今朝は雨で見られなかったけれど。

もともとは、この階段を昇って屋上に出られたのが、いつの間にか鎖されている。屋上に出れば、パチンコ屋屋上から昇る朝日が拝めるのだけれど、今はプラトンの穴居人よろしく朝日の反映を眺めるだけだ。でも、この眺めは嫌いではない。10分やそこいら、ぼぉ〜っと眺め続けていて飽きない。

穴居人として眺めようが屋上から眺めようが、太陽までの距離からすれば誤差にもならない。などと、またいい加減なことを考えてみたりする。


要するに、毎朝宇宙は平穏無事である。


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