«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 164 | 165 | 166 || Next»
最終更新日時 : 2018-01-09 00:42:42  

売れ残りのツリー、あらま、ゾウの餌に

2016年の映像。「Christmas tree feast for elephants at Berlin Tierpark zoo」(AFP、YouTube)hatebuで知ったのだけれど、AFPのは埋め込み再生できないので当の動物園のチャンネル(Zoo und Tierpark Berlin - YouTube - YouTubehatebu)で探してみた。

売れ残りのクリスマスツリーがゾウにとっては冬のご馳走になるなんて全然知らなかった。地域の商店からの申し出で毎年餌にすることになったのだそうな。「feast(ご馳走)」という云い方も別にことさら話を盛っているというふうでもなく、うまそうに喰っている様子。冬は新鮮な葉がなかなかないということではあるのだろうけれど。

アジアゾウとモミでは暮らしている地域がずいぶん違うはず(cf. アジアゾウ[ググる!]モミ[ググる!])。ゾウの味覚がどのようなものなのかは知らないが、おそらく本来針葉樹は食のレパートリー外、人工的な環境ならではの出会いということになるんだろうか。それにしても、売れ残るモミの身の切なさよ。ゾウに喰われることになるなんて思ってもみなかったろうになぁ。


モミの木は、ゾウの餌になるのみならず、他の動物たちの玩具にもなるとかなんとか。そのようすも動物園のチャンネル公開の昨年末の映像(Weihnachtsbaumüberraschung im Zoo - Christmas tree surprise at the zoo - YouTubehatebu)で見られる。


凍るイグアナ

日本語情報としては「『凍った』イグアナが木から次々落下 寒波襲来の米フロリダ」(CNN.co.jp)hatebuあたりか。

上のヴィデオでは映されていないけれど、マイアミでも雪が積もったとかなんとかだそうで、アメリカの寒さはただごとならないものになっているみたいだ。しかしなぁ、イグアナって樹上で冬を過ごしていたのかぁ。というか、通常なら冬眠さえせずにいるということなのだろうか。なんとなく日本のトカゲくんたちからの類推で冬眠くらいは土の中ぢゃないかと思っていたのだけれど、マイアミくんだりなら、今時分でも通常なら大阪、東京あたりよりはずっと暖かそうな気もする。

マイアミ国際空港(1981−2010年、極値1895年- )の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 31
(88)
32
(89)
34
(93)
36
(96)
36
(96)
37
(98)
38
(100)
37
(98)
36
(97)
35
(95)
33
(91)
32
(89)
38
(100)
平均最高気温 °C (°F) 24.7
(76.4)
25.6
(78.1)
26.8
(80.3)
28.4
(83.2)
30.6
(87.0)
31.9
(89.5)
32.7
(90.9)
32.8
(91.0)
31.8
(89.3)
30.1
(86.2)
27.6
(81.7)
25.5
(77.9)
29.1
(84.3)
日平均気温 °C (°F) 20.1
(68.2)
21.2
(70.2)
22.6
(72.6)
24.3
(75.8)
26.6
(79.9)
28.2
(82.7)
28.9
(84.1)
29
(84.2)
28.3
(82.9)
26.6
(79.9)
23.8
(74.9)
21.4
(70.5)
25.08
(77.16)
平均最低気温 °C (°F) 15.5
(59.9)
16.8
(62.3)
18.3
(64.9)
20.2
(68.3)
22.7
(72.9)
24.4
(76.0)
25.2
(77.3)
25.2
(77.4)
24.7
(76.5)
23.1
(73.5)
20.1
(68.1)
17.2
(63.0)
21.1
(70.0)
最低気温記録 °C (°F) −2
(28)
−3
(27)
0
(32)
4
(39)
10
(50)
16
(60)
19
(66)
19
(67)
17
(62)
7
(45)
2
(36)
−1
(30)
−3
(27)
雨量 mm (inch) 41.1
(1.62)
57.2
(2.25)
76.2
(3.00)
79.8
(3.14)
135.6
(5.34)
245.6
(9.67)
165.1
(6.50)
225.6
(8.88)
250.4
(9.86)
160.8
(6.33)
83.1
(3.27)
51.8
(2.04)
1,572.3
(61.9)
平均降雨日数 (≥ 0.01 in) 6.9 6.5 7.0 6.4 10.0 16.4 16.9 18.9 17.9 12.7 8.4 7.2 135.2
 % 湿度 72.7 70.9 69.5 67.3 71.6 76.2 74.8 76.2 77.8 74.9 73.8 72.5 73.2
平均月間日照時間 219.8 216.9 277.2 293.8 301.3 288.7 308.7 288.3 262.2 260.2 220.8 216.1 3,154
日照率 66 69 75 77 72 70 73 71 71 73 68 66 71
出典: NOAA (relative humidity and sun 1961–1990),[7][8][9] The Weather Channel[10]

「地理 - マイアミ」(Wikipedia)*1から。表のHTMLコードをいじるのは超面倒臭いので、脚註の類を削除せずそのままソースをコピペした。表中のリンク類はリンク先にたどり着かない。

しかしまぁ、1月の平均最低気温15.5℃とあっちゃ、というか、1月だけが平均最高気温25℃割れというような具合ぢゃぁ、イグアナの生態は知らないのだけれど、さすがに例年ならば冬眠は不要ということになるだろう。たいていがそうであるところ、今年に限って雪まで積もるとなれば、そりゃぁイグアナも木から落ちる。

ちなみに堺市のそのあたりの具合は、「堺市 - 気候」(Wikipedia)に出ている。1月の平均最高気温9.3℃、日平均気温5.2℃、、平均最低気温1.1℃。同じくイグアナの生態は知らないが、あんまり生存に適しているとはいえなさそうだ。


天才とか男前とか

アメリカの寒波といえば、「北米寒波、トランプ大統領が温暖化あざけるツイートで物議」(AFPBB News)hatebuという年末の報道があった。

「東部では史上『最も寒い』大みそかになるようだ。たぶんわれわれは、古き良き地球温暖化をもうちょっと活用してもいいんじゃないか。わが国は他の国々とは違い、温暖化対策に『何十兆ドルも』つぎこむ予定だったのだから。暖かい格好をしよう!」

このトランプ氏の投稿には、寒波を利用して気候変動の科学的根拠をあざけっているとして、多くのツイッターユーザーからあきれた声が上がっている。

(中略)

一方、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)の気象欄「キャピタル・ウェザー・ギャング(Capital Weather Gang)」の公式ツイッターアカウントは27日、トランプ氏の投稿に先立ち、寒さが1週間続くとの予報に続けて次のように警告していた。「世界の他の地域では平年よりかなり暖かい天候が続く点にご留意ください。米国の一時的な寒さを理由に、地球温暖化は偽りだと証明されたなどと主張しようとする無責任なやからがいるといけないので」

コレに限らず何かと話題に事欠かないトランプ大統領。暴露本の話題もさることながら、「トランプ大統領『私は精神が安定した天才』暴露本に対抗しツイート」(AFPBB News)hatebu'という今朝の報道には絶句した。

アメリカは大変だな、と憐れむような気分になりそうになったところで、

のことを思い出す。もう、ものを云う気力も揮発してしまいますね。

というわけで、その他アレコレはneanderthal yabuki(@nean)/2018年01月 - Twiloghatebuへどうぞ。


立ち読み課題図書、その他

富岡多惠子の発言〈2〉詩よ歌よ
富岡 多恵子
岩波書店
売り上げランキング: 1,331,394

1日からボソリボソリと読み始めて、間もなく読了。実は富岡多恵子の散文、まとまったものを読むのは恥ずかしながらこれが初めて。いろいろ気になったことなどあり、これはそのうち備忘録的なことくらい書いておくかな。


「学びの責任」は誰にあるのか: 「責任の移行モデル」で授業が変わる
ダグラス フィッシャー ナンシー フレイ
新評論
売り上げランキング: 2,142

学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ)
慶應義塾大学日吉キャンパス学習相談員
慶應義塾大学出版会
売り上げランキング: 47,668

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子
東洋経済新報社
売り上げランキング: 5,392

2月2日刊。



鴻上尚史、こういう本もお書きになるんですかぁ。


  • 注1 2018年1月7日10時36分閲覧。


  

全部で2時間18分と39秒。世界の主要都市が新年を迎える様子の中継録画になっている。それぞれの都市が新年を迎える時間差のためなんだかどうなんだか途中で短くない暗転が入ってくる。そいつが世界のそれなりのサイズを伝えてくれる、ということなのかな。日本の画像は途中で乱れてるしなぁ。たぶん、全部通して見ているヒトはさほど多くないんぢゃないかしら\(^o^)/


グテレス国連事務総長、新年のあいさつ。英語も字幕がついているし難解な箇所もパッと見のかぎりなさそう。わかんなくても要旨は、「国連総長が世界に警告 新年あいさつ、17年は『逆行』」(共同通信)hatebuで確認できる。《1年間を振り返り「核兵器の脅威は冷戦以降では最も高まった。人権の恐ろしい侵害があり、ナショナリズムと外国人嫌いが勢いを増した」などと列挙した》。《いずれも具体的な国や地域には言及しなかった》のは立場上仕方のないところだろうけれど、指摘されなくともたいていの人の思い浮かべるところは似たり寄ったりなんぢゃないだろうか。


そりゃぁ、おみくじなんかは何度も引き直したほうが儲かるもんなぁ、と思ってしまうようでは救われませんかねぇ。大吉、吉の類の割合や文面は寺社ごとにいろいろ違っていると仄聞。実際、大昔、複数回って何本も引いてみた経験からもそういう感触がある。ここウン十年、おみくじは引いていないのだけれど。

初詣をめぐる話としては「意外と新しい『初詣』の歴史 ― 鉄道が生んだ庶民の娯楽行事と皇室ナショナリズムの結合 - 平山昇」(BLOGOS)hatebu「島田裕巳 on Twitter: "神社に行くと、「二礼二拍手一礼」が正式な作法と強調されている。だが、そのやり方は、明治8年の「神社祭式」で定まったものがもとになっていて、明治以前には存在しなかった。明治以前の神仏習合の時代には、神と仏は同時に祀られていたので、合掌と拍手の区別はできない。"」hatebuなど。今日古来伝統的に「唯一正しい」とされているものの起源が、意外と新しかったり多様であったりといった話、近年では頻繁に耳にするようになったけれど、こと宗教となると新しく出来た仕来りに「過ぎない」から軽んじてよろしいとなるのかどうか。キリスト教会は今も地動説を否定して天動説を取り続けるべきだということにはならない*1のと似たようなもので、新たにしかじかの拝み方こそが正しいということになったからといってバチは当たるまいとも思う。ただし、それを押通すために、あったんだかなかったんだか典拠が明確でない古式ゆかしさを引っ張り出してしまうのは、たいていの場合ヒトに嘘を認めない宗教においてはバチあたりなんぢゃないか、という気はする。とくにそれが神様とよりは金儲けのほうと強く結びついているとするならば。


ちょっとイカすアイディアかな、と思っていたら、

という先行例があった。こちらは昨年。ネタそのものはポピュラーなものだから、たまたまということもありそうだ。でも、最後の「郵便局へ申し出なさい」あたりのアイディアまで一致すると、ちょっと怪しいんぢゃないかという気もする。なんとなく残念。こちらが損害を被るというようなアレではないけれど。

年賀状を出さなくなってもうウン十年を越えた。今年はとうとう仕事関係以外からのどなたからも貰えなくなったみたいだ。しかし、ウン十年もかかるというのは予想外に長かったなぁ。年賀状などといったものも、同じく近代の産物であるにもかかわらず「二礼二拍手一礼」のように軽んじてよろしいというヒトは少ない。どちらも礼法みたいなものなんだから、この違いは多少考えてみるべきアレコレがないでもないんぢゃないかという気もする。面倒臭いのでアテクシは考えませんけれども\(^o^)/


「『焼き場に立つ少年』の写真、ローマ法王が配布を指示」(CNN.co.jp)hatebu、こちらは年賀状ではないけれど。とりあげられた「焼き場に立つ少年」、どこかでだれかが言及していた記憶があって、ググってみたらば「皇后陛下お誕生日に際し(平成19年)」(宮内庁)hatebuだった。撮ったジョー・オダネルの、ネットで見られる写真を見るかぎり、ほとんどの作品は悪くないにしても優れたものとは云い難いところ、「焼き場に立つ少年」ばかりは一度見たら忘れられないものになっている。

「Joe O'Donnell (photojournalist)」(Wikipedia)hatebuには、剽窃疑惑のあることが記されている。アメリカに戻って後の報道写真をめぐるものだ。脚注をたどった先にあるインターネット・アーカイブの記事を見ると、適当なトリミングと修整がほどこされているものの、剽窃は疑いないものと見える写真が並んでいる。とても残念なことだが、しかし、上のヴィデオで本人が語っている過酷な経験は、おそらくヒトを深刻なスランプに陥れることのあるようなものではないか。同情的に過ぎる見方かもしれないとは思いつつも、判断はそちらに傾く。


まぁ、そんなことを公言していれば、「National Security Analyst Says Trump's Latest North Korea Tweet Could Lead To War」(Politicus USA)hatebuってなことになりかねないのは、別に National Security Analystでなくったって見当がつく。

開戦というようなことになれば、まず損害を被るのは韓国と日本だろう。北朝鮮の核開発の目的はアメリカを動かすことにある。そうはいわれるけれど、本当にアメリカに核をぶち込むだけのブツが完成したかどうかはまだまだ怪しい。何か事があれば、まず確実なところを近所の同盟国にぶち込むことになる。あるいはヤケを起こしてやはり確実なところで一矢報いようとすることになる。そういう想定があるからこそ「北、核攻撃なら死者210万人 米大推計、東京とソウル」(共同通信)hatebuというような推計もなされるわけだ。

そういうピンチが迫ったとして、さて平凡な暮らしを送る自分たちはどうすればいいのか、せいぜいうまいものでも喰いながら、残り少ない人生を儚んで過ごす以外に何が出来るのか。はてさて。


しかし、うまいものを喰いたくはあっても相も変わらぬカラッケツのすかんぴん、先立つものをどうにかしなければにっちもさっちも行かないという冷徹な現実が……。

餅といえば、「Delicious but deadly mochi: The Japanese rice cakes that kill」(BBC News)hatebuがショッキングな見出しの記事。

Two people have died in Japan and several are in a critical condition after choking on traditional rice cakes as part of the new year celebrations.

といい加減な書き出し、少なくともこの記事が公開された段階では、2名の死亡は東京都内限定の話であったはず*2。というのはさておき、餅で新年早々2名の方が亡くなったとして、それが毎日続いて700名超の人命が奪われるわけではないのであって、見出しは大袈裟に過ぎやしないかと思える*3

むしろ、危険というのであればベッドで寝る習慣のほうではないか。思い出されるのは、「本日の安全保障/偉大なニッポンのふとん」hatebuで取り上げた EuroNewsの報道だ。銃や交通機関が絡むような事故は英米でも違いはありそうだが、ベッドでの就寝は共有された習慣ではないか。ベッドからの転落死、イギリスではどうなっているのか、調べてみてもバチはあたらないかも>BBC。


その他アレコレ


立ち読み課題図書、その他

「米軍が恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯
佐古 忠彦
講談社
売り上げランキング: 587,914

ご注文あり。発売は今月末。《「伝説の男」の骨太な生涯を描いた感涙の映画が、ついに書籍化》とのこと。

呪われた部分: 全般経済学試論・蕩尽 (ちくま学芸文庫)
ジョルジュ・バタイユ
筑摩書房
売り上げランキング: 13,496

今月10日。これでエロ・ノロともに文庫で読めることになる。


すべての新聞は「偏って」いる  ホンネと数字のメディア論
荻上チキ
扶桑社 (2017-12-09)
売り上げランキング: 2,936

受験生にも読みやすい、んぢゃないかしら。


「日本の伝統」の正体
藤井 青銅
柏書房
売り上げランキング: 69

Reckless Daughter: A Portrait of Joni Mitchell
David Yaffe
Sarah Crichton Books (2017-10-17)
売り上げランキング: 93,654

折あらば、ちゃんと読んでみたいところだけれど……。


  • 注1 もちろんなっちゃうヒトもいるんだろうけれど\(^o^)/
  • 注2 後から出た日本語版記事、「おいしいけど危険な日本の餅 死者が出ることも」(BBCニュース)hatebuでは当該部分、《日本で新年のお祝いに食べる餅をのどに詰まらせる事故が今年も起きた。東京消防庁は1日、2人が死亡、複数が重体になったと発表した》と情報元が「東京消防庁」であることがわかる記述になってはいる。けれど、英語版の記事は相変わらずだし、日本語版のにしたって都内限定の数字だとわかる内容にはなっていない。実際のところ、元日の全国における餅を原因とする窒息事故はどれくらいあったのかしら。
  • 注3 ちゃちゃっとググった範囲では、「窒息事故の詳細分析について(食品①)」(消費者庁)あたりがとりあえずの目安になるか。東京消防庁(平成18~20年)3488件、その他政令市消防局(平成20年厚生労働科学研究費補助金分担研究資料 2報告書) 648件のデータによる分析。ここには餅による死亡者数として19という数字があがっている。ただし、これ平成20年1年間の数なのか、平成18~20年の数字なのか、それらをとりあえず混ぜちゃった数字なのか(素直に見てるとそう受け取れる?)。はたまた初診時死亡者数なのか、その後の死者数を含むのかがわかんない。なんでググってすんなり全国の年間死亡者数のデータにたどりつけないもんなんですかね。ぶー。こちらに何か抜けているところがあるんだろうけれどさぁ。ぶーぶー。


最終更新日時 : 2018-01-02 13:03:34  

YouTubeの Recommendedhatebuで出会ったアーチストさん、昨年11月リリースのアルバム全曲。むずかしいことはしていないけれど陳腐には堕ちず*1、耳を持っていかれることもほとんどない気持ちのいいBGMになっていると思う。YouTubeのチャンネルhatebuでも、同じアルバム収録作品のほとんどが公開されている。ヴィデオもほどほどに洗練されたBGVになりそうなものだから、playlistにでもして取り上げようかとも考えたけれど、面倒臭い\(^o^)/のとCMが挿入されるのもアレだというわけで、SoundCloudのアカウントからということに。

Matt Kiddによるソロプロジェクトということらしいけれど、いずれにしても例によって例の如し、全然知らないアーチストさん。詳細はSlow Meadowで確認されたし。どのページにも下部に各種SNSページへのリンクがあるので、その一々もここでは取り上げない*2。しかしまぁ、Aboutページ、黒地にグレーの小さい文字、老眼爺ぃに読ませる気はないのですかね。文字の小ささはブラウザでデカくしちゃえばいいし、表示テキストをポインタでなぞって反転表示風にしてしまえば、青地に白のデカい文字、爺ぃだって読めなきゃぁないけれどさぁ。ぶ~。

本アルバム、Hammock Recordsからのリリース、云われてみれば Hammockと作風が似ていなくもない。Hammockの電子的な音をアコースティックな楽器中心の編成に置き換えればこういう作品集のイッチョあがりかというところ*3、2016年のデビュー・アルバム「Slow Meadow (Deluxe Edition) by Slow Meadow」(SoundCloud)hatebuなど聴いてみれば、1曲目から「(feat. Hammock)」となっていて、なるほど電子音も聴こえてくる*4。Hammockがお好きな方なら、こちらも合わせてお薦めしておいて良さそうか。


Costero
Costero
posted with amazlet at 18.01.02
Slow Meadow
Hammock Music (2017-11-17)
売り上げランキング: 53,473

CDのを挙げておく。その他にもストリーミング、MP3、LPもあって、爺ぃにはよぉわからんぞ。


Slow Meadow
Slow Meadow
posted with amazlet at 18.01.02
Slow Meadow
Hammock Music (2015-08-21)
売り上げランキング: 66,282

  • 注1 とはいえ、そのへんはヒトによりけり、いろいろご意見もございましょうが。
  • 注2 BandCampへのリンクのみ、Musicページの各作品紹介からになっている。
  • 注3 と、いい加減なことを書いちゃったけれど、Hammockにだってアコースティックな楽器は用いられているし、『Costero』にだってどうも作曲の段階あたりから、Hammockが参加しているらしい。あらま。
  • 注4 ただし、『Costero』ほどの出来かどうかは割とアレな感じがするかなぁ。

最終更新日時 : 2018-01-01 00:15:35  
賀 2018

 賀正


2018年元旦    



最終更新日時 : 2017-12-31 23:04:01  

ホロコーストを生き延びたヒトの映像と語りを使った「ヴァーチャル・リアリティ」による歴史の語り継ぎ。本来的な「ヴァーチャル・リアリティ」と呼べるのかどうかはちょっとよくわからない*1。けれど、この報道を目にするかぎりでは、まるで任意の質問に応じて答えているかのように見えるというのがスゴいな。こういうの、たとえばひめゆり学徒隊の証言員さんたちにも用いられないだろうか*2、あるいは広島・長崎の被爆者さんたち、あるいは……。さらにAIと連動させて、記録されていない答えも、この人物ならこう答えるであろうと思われる言葉を返すようにすることだって、たぶん遠くない将来可能になるだろう*3。そうなっちゃうと歴史を語り継ぐことになるのかどうか。信憑性を考えると、現状あたりにとどめておくのが語り継ぐ目的には最適だということになるのかもしれない。

周知のとおり、メッセージの内容もさることながらどのようなメディアを通してメッセージが伝えられるかによってもヒトの心の動かされ方は大きく異なる。見る側の語りかけに反応して返ってくる表情・しぐさ・声の抑揚のすべてとなると、心を動かす力は良くも悪くも書き言葉や通常の映像ドキュメンタリーを大きく上回る可能性があるに違いない。歴史を語り伝えるという場面で、こうしたやり方が採られるというのはいろいろ考えさせられるところがある。

これは昨年5月に国連のチャンネルが公開したヴィデオ。たとえば、難民キャンプの様子を簡易なVRで経験するだけでも、意識の持ち方が大きく変わってくるというようなことらしい。歴史だけではなく現在只今のことであっても、視覚を中心とした広義のヴァーチャル・リアリティは力を持つわけだ。

裏を返せば、ヒトの想像力といったものはたいていの場合さほどスゴいものだとはいえず、むしろ、その力がいかんなく発揮されることは例外的であるということなのかもしれない。自分と離れたところ、懸け離れた環境で暮らすヒトたちへの支援の必要を感じ取る力としては頼りないものなのだ。そういう頼りなさを補う手段として広義のヴァーチャル・リアリティが有効だというのならば、それはヒトにとって一つの救いみたいなものかもしれない。

少し前の報道になるけれど、

と、それぞれ10月、12月初めのニュースから。いずれもVRがヒトの心に一層深く大きな影響を与える性格を明らかにしているものだろう*4

上のように善用されるなら結構なことだけれど、苦痛への固執を促したり不安を煽ったりするような使い方も出来はしないだろうか。というか、いろいろ悪用のアイディアは比較的簡単に思いつく*5。あるいは、熾烈な環境の中で生きるヒトたちへのエンパシーをもたらす力があるとすれば、逆に特定のヒトたちへの憎悪を煽るような力として利用することも出来るだろう。もちろん、そうした体験を欲しがるヒトは滅多にいるわけはないに違いない。けれど、そういうものを、たとえばVRゲームの要所要所に仕掛けることだって出来ないわけではないだろう。金と力があれば、そういうゲームを大規模宣伝などカマしてベストセラーに仕立て上げることだって出来るかもしれない。残念なことにそうしたことをしでかしそうな人物は、少数いただけでも充分影響力を発揮するものだ。そうなると……というようなことは考えておいてバチの当たるものでもないだろう。

というかまぁ悪巧みのアイディアが次から次に頭に湧いて来るもんだから、どうにも自分の人格が信じられなくなって来て困っちゃうのがVR第1の問題点ですね\(^o^)/


最近のVR本はどれもこれもビジネス絡みって感じがしちゃう。それはそれで大切な事の一面ではある。でも、どれもこれもというのではなぁ。というわけで、

ヴァーチャルという思想―力と惑わし
フィリップ ケオー
NTT出版
売り上げランキング: 1,256,258

かなぁ、ここでお薦めするとすれば。1997年刊行だから、いろいろ古びた話題も登場するし、用いられる議論の枠組みも近代哲学っぽいものだから飽き足らないってヒトもひょっとするといらっしゃるかもしれない。とはいえ、ヒトとVRの関係の簡便な概観を得るには都合がいいんぢゃないだろうか。今や版が絶えたおかげでマケプレものが安く手に入るしぃ^^;


  • 注1 ここんところの世間様での「ヴァーチャル・リアリティ」の用いられ方って、ずいぶんルーズになったような気がしません? YouTubeに公開された360°モノのヴィデオまで「VR」と題されていたりするの、抵抗を覚えるのだけれど。単にこっちが爺ぃになったからってだけかしら。まぁそうかもなぁ\(^o^)/
  • 注2cf. 「ひめゆり資料館、元学徒隊の館内講話を来年3月終了へ」(琉球新報)hatebu
  • 注3cf. 「本日の備忘録/降霊術2.0」hatebuの、とくに後半。
  • 注4 他にも、心身の苦痛の改善や認知症の改善等にVRの力を用いようとする試みは多数あるみたい。手っ取り早いところ、YouTubeで、VR、virtual reality、dementia、patients、pain、cureとかとかの単語を適当に組み合わせて検索してみるといい。
  • 注5 書きませんけれど。

«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 164 | 165 | 166 || Next»

最近の記事


コメント


カテゴリー一覧
すべて
borujiaya
お知らせ
ことばをめぐるよしなしごと
ごあいさつ
すべてが「その他」であるような宇宙
ぼんやりと
やっぱり猫が好き
アートとかデザインとかそのへん
カルチャーっぽいもの
コミュニケーション
メイル
備忘録
僕自身のためのコンピューティング
単なる思いつきで深い考えはございません
堺散歩
小津安二郎
小論文の道具箱
折々のリンク
散歩
文章讀本
新しいカテゴリ1
日々のうだうだ
日々の与太
日々の埋草
映画
書く
東京スカイツリー
総合
考える
自作自演
自然科学・科学技術とその界隈
訃報
読む
読書・本屋さん
象牙の門、角の門
音楽とか


検索
リンク
極私的脳戸栞
twitter


searched phrase

 ranking

 recent


Powered by Nucleus CMS

カウンタ
4622808 (7D:35790 Y:4598 T:3926) [Mode]
 
別冊 日々の与太